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手持ちじゃない方の花火

この記事は 電通大プログラミング教室 Advent Calender 2025 の3日目の記事です。

はじめに#

こんにちは、willといいます。

上の画像は、今年打ち上げた4号玉花火です。

この記事ではなんで花火を打ち上げたのか、どのように打ち上げたのかを話します。

なんで花火を打ち上げた?#

サークルの伝統です。

私が所属しているサークルでは20年以上前から花火を打ち上げています。

今でも続いていて、毎年の夏合宿で4号玉花火を計5発、打ち上げます。

普段の活動はごく普通の技術系サークルなのに、不思議な伝統です。

どうやって打ち上げた?#

花火は 金属製の筒に導火線を繋いだ煙火玉を入れ、遠隔で着火 して打ち上げます。

まず、筒の固定方法は大きく次の2つです。

  • 筒を地面の上で倒れないようにする
  • 筒を地面に埋める

今回は 地面に埋めて固定する方法 を採用しています。

理由はもしも筒の中で煙火玉が爆発した際に、周囲の土が緩衝材となって威力が減衰するからです。

また、安全のために以下の準備も行いました。

  • 煙火消費従事者を配置する
  • 役所や消防署への打ち上げ申請
  • 危険区域に人が入らないように防止線を設置

大まかなスケジュール#

内容
4月講習を受けて煙火消費従事者手帳を取得
7月花火を発注する
8月打ち上げ場所の下見、役所と消防署に届け出を提出
9月打ち上げ
煙火消費従事者手帳 とは

日本煙火協会が発行する、煙火の直接点火ができる資格。執筆にあたりウィキペディアで知ったが、現在では一般的に取得することは難しいらしい。

打ち上げ当日の作業風景#

打ち上げ日は、前述したように筒を固定するための穴を掘ります。

また、枯れ草に火の粉が落ちてぼやになることを防ぐために、打ち上げ場所周辺の草を刈ります。

これがとても大変な作業で、終わった頃には日が沈んでいました…

部員全員で交代しながら頑張りました。

写真は煙火玉を入れた後の筒です。

筒からでているのはロングヒューズといって火薬が入っている導火線です。

電気で火花を起こしてロングヒューズに着火します。

打ち上げの様子#

打ち上げ時間は風もなく、真上に飛んでいきました。

着火作業をしながら撮っていると、頭上に花火が来るので撮影が難しかったです。

いい感じの画像を貼りますが、画面からはみ出してしまうものもあります…

補足#

打ち上げた瞬間の画像です。こっちの方が迫力が伝わるかもしれないですね。

火の粉が線状になっているのは、花火を上に押し上げる火薬によるものです。

この線を追うことで何となく爆発位置が予測できます。

おわりに#

最後までお読みいただきありがとうございました。

花火は見て楽しむのも打ち上げるのもとても楽しいです!

来年、どこかで花火を見かけたら、それはもしかしたら私たちのサークルかもしれませんね。

手持ちじゃない方の花火
https://willadad.github.io/home/posts/fireworks/
作者
will
公開日
2025-12-03
ライセンス
CC BY-NC-SA 4.0